今月娘は2歳のお誕生日を迎えます。
少しずつお話が上手になってコミュニケーションがとれるようになり、
最近でこそ、娘といる時間も楽しめるようになってきましたが、
娘が産まれてからずっと私は「子育てってツライ、楽しくない」と心のどこかで感じていました。
そしてそんな風に感じてしまう自分がすごく情けなかったし、
だからこそ娘と2人きりで過ごす時間が長ければ長いほど、憂鬱に感じていまっていました。
そんな私が先日、とあることがきっかけで「インナーチャイルド」という考え方を
教えていただく機会に恵まれて、自分と向き合う機会がありました。
それによって、子育てのことはもちろん、自分自身について見つめ直し、
より前向きに捉えるきっかけにもなったので、ぜひ同じように悩んでいるママに
「インナーチャイルド」について知ってもらいたいなぁ…と思い、私の体験を紹介しようと思います。
インナーチャイルドとは
スピリチュアルな世界のこと、として語られることも多いですが、心理学用語でもあるようです。
子供の頃の体験(感じたこと、感情、本音や満たされなかった思い)などが、
大人になってからも、その人の思考や行動に影響を及ぼしていて、
それが生きづらさの原因になってしまうことがあります。
子供の頃の自分を心の中で思い描き、その時の素直な思いや欲していたことなどを、
心の中の(子供の)自分と対話しながら思い出したり、改めて理解を深めたり…
そして、その子供の時分の主張を、今の自分自身が認めて癒してあげる…という手法があり、
その時に心の中に描く子供の時分=インナーチャイルドというみたいです。
私はスピリチュアルなことは(否定もしませんが)よく知らず、また心理学の専門家でもないので、
もっと知りたい!という方は、専門家の方のホームページや文献を見てみてくださいねー!
私は自分と向き合う方法として「やってみて良かった」と思うし、
過去の自分を改めて知ることで、今の自分への理解が深まってホッとできたり、
今の自分をより前向きに捉えられて良かった、と感じているので、
その体験談を通じて、同じように今「子育てがツラい」と感じるママ達へ、
少しでもヒントになったらなぁ…と思います。
私の中に現れたインナーチャイルド
私は、あるセラピストの人にサポート頂いて、私の中のインナーチャイルドと出会いました。
子供の私は「もっと褒めてほしい、怒られたくない、甘えたい」と言っているようでした。
私は小さい頃から、何だか勉強もそれなりに出来てしまい、ピアノも上手で…という
クラスに1人はいる優等生タイプの女の子でした。
でも思い返してみると、あまり両親から褒められた記憶がないのです。
(むしろテストで98点をとって怒られ「何で褒めてくれないの!」と怒っている記憶があります笑)
特に母との思い出は、怒られているような記憶が多く、
ものすごく叱られて怒っても許してもらえない…どうしたら良いのか…という思いが伴っています。
逆に甘やかしてもらえた記憶は、私の中ですごく恋しくて貴重なもの、として刻まれています。
子供の頃の「もっと認めてほしかった、もっと甘えたかった」という思いが、
存分に満たされたのが、私にとっては『仕事』でした。
仕事は、成果を出すとまわりのメンバーや先輩達から、ことあるごとに褒めてもらえます。
私にとって仕事が常に生活の中心で、とにかく仕事にのめり込んでしまう“気質”は、
インナーチャイルドが生み出していたものだった、のかもしれません。
そして、妊娠や出産・子育ては、私を仕事から遠ざけるもの。
「認められたい」という過去の自分が作り出した強い欲求を満たしてくれる『仕事』を奪うもの。
だから私の心の中から、説明できない「嫌だ、逃げたい」という感情が湧いてしまったようです。
インナーチャイルドと向き合うことで、そんな自分に気がつき、
そしてインナーチャイルドに「よく頑張ったね、褒めてもらいたかったんだよね」と語りかけることで、
どこかでホッとしたような気持ちになることができました。
また「子育てをツライ」という思ってしまう自分に対して、
「しょうがないよね、仕事があなたにとって認められるための手段だったんだもの」と
語りかけて、認めてあげられるような気持ちにもなっています。
そして「もう仕事で認められなくても、充分頑張ってるんじゃない?」という思いにも
たどり着くことができました。
いかがでしたでしょうか。
私は自分自身と向き合うのが苦手で(就活の時の自己分析とか、ほんと嫌でした)、
今まで過去のことをあまりじっくり振り返る機会を持とうとしていませんでした。
もちろん子供の頃の経験が全てではないかもしれないけど、
今回のインナーチャイルドとの出会いは、
自分のことを客観的に振り返る良い機会になったと感じています。
一応お伝えしておくと、うちは離婚はしているものの、両親は精一杯愛して育ててくれたと思うし、
そこは感謝していて、今の私に起こっていることを両親のせいにするつもりはありません。
また、どんな育て方をしても・どんなに良い家庭でも、
どこかで子供に満たされない思いを抱えさせてしまうことはあるとも思っています。
私にとってインナーチャイルドは、あくまでも客観的に自分のことを捉えなおす機会であり、
また、過去の自分を含めて今の自分を認めてあげるための手段だったなぁと思います。
こんな考え方・自分との向き合い方もあるんだなぁ…と、頑張っているママの参考になれば幸いです^^
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