パラレルキャリア元年振り返り。私が退職を決意した理由。

明けまして、おめでとうございます。

2017年は突然退職を決意しパラレルキャリアを築き始めた、大きな転機の1でした。

2018年がいよいよ始まり、新年らしく目標とかについても書いてみたいところなのですが、

まずは2017年の振り返りをきちんとしておきたいと思います。

私が退職を決意した理由

前職の会社は超成長企業で世の中的に注目していただくことも多く、

「退職した」と話しをすると、大抵は「もったいない!」という反応が返ってきたりします。

(何をもって「もったいない!」かは謎ですが、ネームバリューとか、

そこから連想される待遇とか、そういったことなのかなぁと思います)

実際私も少し前までは「辞めるなんてもったいないかな」なんて思って悩んでいました。

一生懸命に働いてきた人ほど、尽くしてきた時間と労力が多いほど、

この「もったいないループ」にはまりがちな気がします。

でも本当に「もったいない」のか、本当は「その悩んでいる時間がもったいない」のか…

考えて考えて、私は「今のこの悩んでいる時間がもったいない」という結論に至りました。

「一生仕事を楽しみ続けたい」という夢ができた。

私の今の夢のひとつは、

「一生仕事を楽しみ、人に囲まれ人と関わり、感謝し感謝される人生を送りたい」

ということです。

これまでも何となく、

「専業主婦とか向いてないし、働くの好きだからずっと働いていたいな」

なんて思っていたのですが、

それが「いつまでか」そして「具体的にどんな風に」なのかを考えたきっかけは、

LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略という本でした。

2107年には主な先進国では半数以上が100歳よりも長生き

するなら、私も100歳まで生きるかもしれないし、

そしたら体がある程度動くうちは働いていたいし(働いていないとお金も無くなるしw)

でもおばあちゃんなのに仕事でイライラしたり、仕事に心を囚われてしまうような

働き方は嫌だし出来ないなぁ…やっぱり楽しくないと続けられないな、と。

私の中でふんわり思い描いていた「ずっと」は、思っていたよりとても長くて、

もしかしたらまだ50年を超える時間があるのかもしれないこと。

「働き続ける」ためには、「働くことが楽しいと感じ続けられる」ことが必要で、

そのための環境や働き方は自分で築いていく必要があること。

そして「働く」ことのゴールはネームバリューとか名誉とかではなくて、

「人や社会と関わり、役に立てることや感謝されること」なんだなと再認識しました。

(もちろんその対価としてのお金も大切ですが!w)

「今の頑張り」と「夢」が一致していないことに気がついた。

どんな時も「頑張れる」ところは私の長所だと思うのですが、

たぶん人生で初めて「ここは頑張るところじゃない。これ以上は頑張らない」と決めたのが

今回の退職でした。

その理由は「この頑張りは、私の未来にはつながっていかない」と感じたから。

(どんな経験も捉え方次第で無駄にはならないという前提はありつつです。)

同じ環境に7年以上いると毎回シチュエーションは違えど、

ある程度考え方・やり方が固定化されてきている実感があって、

成長スピードや私自身の中から湧き出る好奇心みたいなものが薄れているような実感がありました。

また、部署が変わったりポジションが上がれば、また違う風景が見えるのかもしれないけど、

そこに「やりたいこと」や「なりたい姿」は見当たらないと感じました。

そして私の中での「仕事のゴール」だと気づいた、

「人との関わり、役に立ち感謝される」実感が、得られにくくなっていたことも

大きな要因だったと思います。

頑張りたいけど、今ここでの頑張りは「私の未来」につながっていないな、と気が付きました。

失敗してもやり直せばいい、って心から思えた。

月並みな言葉ですが「もし今回の退職が失敗でも、またチャンスはある」って思えたことが、

なんだかんだで1番大きな決め手になったことかもしれません。

まわりに言われなくても、たぶん私が誰よりも「もったいない」んじゃないかって思っていたからです。

だって7年間以上も、自分の時間と体と時には心まで削ってw、

頑張ってきた場所だから、そんなに簡単には離れられないのも「もったいない」って感じるのも

当たり前かなって今は自分の迷いも認められます。

「退職して、その後に後悔したらどうしよう」とか

「やっぱり辞めなきゃ良かったのにって思われたら恥ずかしい」とも思いました。

でも後悔しなくても済むかどうかは「自分次第」だし、

もし思うようにならなくても、まだ「仕事時間」が50年以上あるとしたら、

いくらでもやり直せるよなぁ…って少しずつ考えが変わっていきました。

今この瞬間のことだけではなくて、漠然とではありますが、

人生や生き方という観点で仕事を捉えなおしたことが、

大きな転機になったように思います。

まとめ

これまでも退職について考えたり悩むことは何度もありましたが、

今回本当に素直に自然に決断できたのは、繰り返しにはなってしまいますが、

「今この瞬間のことだけではなくて、

人生や生き方という観点で仕事を捉えなおすことができたこと」

が決め手だったと感じます。

仕事に求めるもの、得たいことなどのゴール、

人生の中で仕事にどんな風に関わりあっていきたいのか、など、

当たり前ですが「今の仕事が嫌だから」とか「仕事と子育ての両立が無理だから」とか、

今この瞬間だけの理由で決断しなかったことは、自分自身や自分の未来への自信にもつながりました。

また、前職に在職していた7年間…特に最後の3年ほどは、

(「いつかの退職」を視野に入れて)目的意識をもって仕事を精一杯頑張ったという自負も、

今回の決断を後押ししてくれました。

次回のブログでは、退職に向けてどんな準備や行動をしていたか、まとめてみたいと思います。

 

 

 

 

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