私自身が会社を退職してフリーランスとして挑戦してみようかな…と思っていた時、
心配だったことの1つが保育園のこと。
当時、娘が保育園に通い始めてやっと1年が経つ頃でしたが、
フリーランスになっても今まで通り通い続けることができるのか…。
フリーランスになって保育園を辞めさせられた、なんて噂話を聞くこともあり、
不安は募るばかりでした。
今、フリーランスを目指すママの中にも同じように不安に思う方がいるのではないでしょうか。
そこで、実際にフリーランスとして働くママ20人に、インタビューしてみました!
目次
保育園の受け入れ人数に余裕があれば、影響なし。
待機児童問題がなく、保育園の数に余裕がある地域では、フリーランスであっても特に影響なく
入園できることが多いようです。
岩手県釜石市でWEBライター、カードセラピストとしてフリーランスで働く、とと丸さん。
「思った以上に職員の人の理解があり、不利とは感じませんでした。」とのこと。
石川県金沢市でWEBデザインのお仕事をフリーランスでしている、みかこさんも、
「不利だったとは思いません。待機児童がいない地域なのであっさりと入園出来ました。」だそう。
もちろん通常通り、各種書類の提出は求められ、勤務時間等に確認をされることはあったものの、
特に「不利だ」と感じるほどの状況ではなかったそうです。
在宅でフリーランス=自宅で保育できる?!
一方で「在宅で働けるなら自宅で保育できる」と捉えられてしまい、
「不利だと感じた」という声も多く聞かれました。
東京都品川区でクラウドソーシングでの受注請負をしているぺこみんさんは
「自宅で働いているという私の勤務形態上、承諾してくれる保育園を探すことは困難でした。」
とのこと。
長崎県大村市でライターとして働くみーやんさんも、
「入園審査の際に、在宅のフリーランスは自宅で保育可能なため、
入園の審査では優先度が最も低くなると言われました。
実際に入園希望の園は全て落選したので、それは事実だと思います。」
とのこと。
実際に子育てをしている立場からすると、保育を必要とするような年齢の子供が家にいて、
どうやって仕事をするのでしょう…と不思議に思ってしまいますが、
実際にそんな対応をされてしまう自治体もあるようです。
(思わず、自治体の担当者さんに「じゃぁやってみて」と言いたくなってしまうのは内緒…!)
フリーランスでも保活に成功するためのコツとは
自治体によりかなり対応が異なるようなので一概にはいえませんが、
フリーランスで保活を経験したママ達の経験談から、保活成功のコツをまとめます。
①開業届の提出を検討する。
愛知県江南市でWEBライターとして働いているみみさんは、
「市役所に相談に行くとフリーランスの前例が無いと言われました。
一番近い自営業は、屋号も無く、始めたばかりで確定申告もしていなかったので申請できませんでした。
次に近い内職も雇用主がいないので申請できませんでした。」
とのこと。
東京都葛飾区で事務代行をされているゆきえさんも、
「事業としての届出を行っていれば企業に就労されている方と点数は変わらないのですが、
私の場合は自分で確定申告を行っていたため内職と見なされ、
規準指数表の点数がとても低かったため、1年目は入園非承諾になってしまいました。」そうです。
自治体によっては、自営業と認定されるか、内職と認定されるかで、
審査に影響がある…ということですね。
また自営業と認定されるためには、開業届の提出が必要な自治体が多いようです。
②実績をつくる&証明できる準備をしておく。
上記で登場されたゆきえさんによると
「就労証明書はなく、就労実態を自分で記入する形になるので、
働く時間や日数などかなり詳細に確認されました。
源泉の収入と就労実態を照らし合わせて確認もあったようです。」とのこと。
また、千葉県市川市のナナママさんも
「認可保育園の入園審査で基準となる点数が
企業に雇用されている人に比べるとフリーランスは低いので不利だと感じます。
フリーランスは収入実績も必要」
とのこと。
他にも書類や面接などで勤務の実態を詳細に確認された、という声は多く聞かれました。
保活を始める時点である程度フリーランスとしての仕事・収入の実績があり、
証明できる状態を作っておくことが必要かもしれません。
③フリーランスの保活は早めの情報収集が大切。
神奈川県横浜市で編集などのお仕事をされているkumakumaさん。
「申請前に区役所に自分がどのランクにいるのかを確認し、
認可保育園は難しいとあらかじめ言われました。
認可外や横浜保育室を探してくださいと言われ、横浜保育室を探すと、
抽選や電話で早い人順だったため、キャンセル待ち16番になりました。
ほぼ入れないと思い、企業主導型の新しくできる認可外保育園の説明会に参加しました。
面談、書類提出、電話ヒアリングの末、決まりました。
早め早めの対応、情報収集が必要だと思います。」
とのこと。
保活全般にいえることですが、特にフリーランスで働くママ達にとっては、
早め早めの情報収集&行動が保活の成功につながりそうです。
実は私も横浜市に住んでいるのですが、保育園入園時は会社員として働いており、
その後に退職してフリーランスになったので、
同じ横浜市内に住んでいても、kumakumaさんは状況が異なりました。
インターネットなどでの情報収集はもちろんですが、自治体や、
それぞれの家庭・就労の状況によって、必要な対応はかなり違ってきそうなので、
自治体に直接相談しておくことが大切だな…と感じました。
私の場合は退職前に「まだ決定していないのですが」という形で、
自治体に直接電話して相談して情報収集をしました。
(名前を聞かれましたが、何となく不利益があったら嫌だったので名乗らなかったのですが、
それでも丁寧に対応してもらえました。感謝!)
フリーランスという働き方は、ママが仕事も子育ても楽しむための1つの手段になる、と思うので、
もっと多くのママが挑戦できる環境ができたら良いなと個人的には思うのですが、
まだまだ社会的な理解が進んでいないのも事実。
希望の働き方・子育てのスタイルが叶うように、フリーランスの保活も戦略的に進めていきたいですね!
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