成長すればするほど、子供は親の思う通りには動いてくれないもの。
子供の行動に思わずイラっとしたり、叱りつけたくなることもありますよね。
でも感情的に子供に接するほど、子供は余計に癇癪を起こしたり、
こちらが心をすり減らしているのに、全然伝わっている様子がなかったり…、
結局は感情的になってしまったことで、ママ自身が自己嫌悪に陥ってしまったり。
「感情的になりたくない」と思っているのに、毎日毎日繰り返してしまう…。
今回は、そんなママにおすすめしたい”自責”の考え方についてお伝えします!
子供の行動も失敗も”自責”で捉えてみよう
自責というと一般的には「自分で自分の過ちを責めること」を指したりしますが、
ここでお伝えしたい”自責”は、
「当事者意識を持ち、より良くするための自分の関わり方を考えること」
という意味です。
自責の反対は”他責”。他責とは「すべてを相手の責任と考えること」です。
朝の慌ただしい時間、遊びに気をとられてなかなかご飯を食べ終わらない子供。
お母さんがつい、イライラしてしまう瞬間のひとつですね。
そんな時に他責の考え方だと、
「すぐ気が散ってご飯を上手に食べられない(この子の責任だ)」
となりますが、自責で捉えなおすと、
「ゆっくり食べてもイライラしないように、私にできることってなんだろう。」
「ご飯に集中できるように、私にできることってなんだろう。」
と考えられるようになります。
そうすると、
「じゃあ、朝の時間に余裕が持てるように30分早く起きるようにしてみよう」
「ご飯の前にはおもちゃを見えないところに片づけて、食べ終わったら遊ぶと約束しよう」
など、ママ自身ができる具体的な改善策を考えることができますね。
子供に限らず、他人の思考や行動を変えるのはとっても大変。
でもママ自身の行動は、ママの意思でいつでも変えることができますよね。
子育てを自責で捉えて行動できれば、イライラが減っていく
上で紹介したように”自責”でモノゴトを捉えられるようになると、
朝の慌ただしい時間、子供が遊びに気をとられてなかなかご飯を食べ終わらない…
という状況を作ったのは”自分”なので、子供を叱りつける必要が無くなりますね。
ただ、自責で考えることのメリットは分かっても、
ついイラっとしたその瞬間に”自責”でモノゴトを捉えるのは、
最初は少し難易度が高くて、やっぱり感情的に子供を叱りつけてしまうこともあるかもしれません。
そんな時は、後からでも良いので少し気持ちが落ち着いた時に、
“自責”の考え方で振り返ってみるクセをつけることをおすすめします。
“自責”で考えることには「私にももっとサポートできることがあったんだ」と気づくことで、
必要以上に感情的になる回数を減らしたりできる、という”その場でのメリット”があります。
さらに、
「じゃあ、朝の時間に余裕が持てるように30分早く起きるようにしてみよう」
「ご飯の前にはおもちゃを見えないところに片づけて、食べ終わったら遊ぶと約束しよう」
など、自分自身で行っていける改善策を考えて積み重ねることで、
そもそも「イラっとする状況」が起こらなくなる、という”長期的なメリット”もあります。
ですから、もしも感情的になってしまった場合にも、
あとから「私に何ができるだろう」と考え実践することが大切なんですね。
いかがでしたでしょうか。
“自責”の考え方で気を付けたいことがあります。
それはママが「自分のせいだ」「自分が”出来ない”ママだから」と、
自分自身を否定しないようにすることです。
“自責”の考え方はあくまでも「問題の解決のために、私には何ができるか」という風に、
具体的な行動ベースで考えることが大切です。
自分の行動を変えることでイライラが減り子育てが上手くいくと、
意外と達成感がありますよ(笑)
ぜひ1度、試してみてくださいね!
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