子育ては「楽しくないし、ツラい」のが当たり前だと思う。

情けなくて不甲斐なくて言えない…と思っていたけど、

私はずっと「子育てって苦手。楽しくないし、ツラい」って思ってました。

娘のことは可愛いのに、特に娘と2人きりの時間が、

何だか息苦しくて、どこにぶつけたら良いか分からないモヤモヤに

心が埋め尽くされそうになることも何度もありました。

復職して、娘が保育園で過ごす時間が長くなっても、

お迎えに行くのが気が重くて、そんな自分が情けなくて、

でもお迎えに行けば、駆け寄ってくる娘が愛おしくて…。

そんな自分の心の矛盾が不思議で、

「どうして子育てに対して前向きになれないんだろう」

「楽しそうに子育てをしている人もいるのに、どうして私はそうじゃないんだろう」

そんな風に悩んでいました。

そんな時「人のモチベーションが上がる仕組み」について学び、

そもそも子育てや、子育てをするママの環境において、

とにかくモチベーションが上がりづらい要素が満載だということに気づいたんです。

この気づきによって、私は良い意味で開きなおることができ(笑)、

自分を責めていた気持ちがすーっと楽になるのを感じました。

「子育てってそもそも、楽しくないしツラくて当たり前じゃん」って。

今回の記事は、

“子育ては、どうしてモチベーションが上がりづらいか”

ということについてまとめてみます。

人のモチベーションが上がる仕組みとは

人のモチベーションが上がる仕組みについては様々な理論がありますが、

主に以下のようなことがモチベーションを上げるための”動機づけ要因”として上げられます。

  • 活動の内容に納得感があり、自分で決められる(決定権がある)と感じる
  • 成果が出るまでの努力の量や、その方法が明確
  • 「うまくやれている」「成長している」「達成できた」という実感
  • 「一緒に頑張っている人がいる」という連帯感
  • 人から認められたり、必要とされる体験

 

子育てで、動機づけ要因が満たされることは圧倒的に少ない

子育てをしていて、毎日の過ごし方やペースを自分で決められ、

満足できているママってどれくらいいるでしょうか…?

例えば夜泣きがいつ終わるのか、それまでにどんな対応をすべきか、

ハッキリと分かっているママがどれくらいいるでしょうか…?

「今日もパーフェクトな子育てができた!」とか、

「私、今日はとっても成長した!」とか日々実感できているママはいるでしょうか…?

パパやまわりの人たちと一緒に子育てをして、

嬉しいこともしんどいことも、いつも共有しあえている実感を持てているママは?

もしくはそういった人たちに、いつも感謝され、

日々の頑張りを認めてもらえるママは…?

これらのことは、どれかが満たされることや、一時的に満たされることがあっても、

多くのママにとって叶いづらいことなのではないでしょうか。

モチベーションを上げるための要因のどれもが、叶いづらい。

だから”子育てはモチベーションが上がりづらくて当たり前のこと”なのです。

「子育ては楽しくないし、ツラい」と感じる自分を責めないで!

子育ては心理学的に考えても、モチベーションが上がりづらくて当たり前。

「子育ては楽しくないし、ツラい」と今あなたが感じていても、

どうか自分を責めないでほしいです。

子供への愛情と、子育てへのモチベーションは全く別のもの。

むしろ「楽しくないし、ツラい」はずの子育てを頑張れているのは、

子供への愛情がたっぷりあるからだし、

それでも毎日当たり前と思って子育てを頑張っているママ達は、

本当にすごいですよ!!!


 

いかがでしたでしょうか。

もし以前の私のように、子育てを楽しめないママがいたとしたら、

この記事で自分を責めることなく、少しでも気持ちが楽になったら

嬉しいなぁ…と思います。

ちなみに「子育ては楽しくないし、ツラい」と感じるのは自然なことですが、

上にまとめた動機づけ要因をうまく利用することで、

子育てをもっと楽に、楽しむこともできます。

「子育ては楽しくないし、ツラい」と理解したうえで、

「だったらどうやって楽しもう、楽にしよう」ってママ自身が考え、

チャレンジできたらとっても素敵ですね!

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