赤ちゃんの叱り方についてお悩みですか?
人を傷つけたり、迷惑をかけるようなことはしてほしくない。
でもまだ赤ちゃんだし、叱る意味があるのかな…とか、
ただ傷つけちゃうだけなんじゃないかな…とか、、、悩みますよね。
叱った後に自分を責めてしまったり、
何回叱っても同じことを繰り返す赤ちゃんに、
イライラを溜め込んでいるママもいるもしれないですね。
でも、大丈夫!
この記事を通して「赤ちゃんを叱る」コツを学び、
あなたと、あなたの赤ちゃんにとって、もっと楽に!楽しく!幸せに!毎日を過ごせる方法を
見つけていきましょう。
目次
1番大切なことは、ママがブレないこと。
赤ちゃんを叱る時に1番大切なことは、ママ自身がブレないことです。
どんな時に赤ちゃんを叱り、どんな時は叱らないのか、
ぜひ1度考えてみてください。
例えば、赤ちゃんがママの大切なものにイタズラをしたら?
例えば、赤ちゃんが突然噛みついてきたら?
例えば、赤ちゃんがご飯の時にわざと食べ物を投げたりしたら…?
その時、あなたは叱りますか?叱りませんか?それはどうして…?
そして1度「叱る」と決めたら、それがいつ&どんな状況でも、
必ず「ダメ」と伝えましょう。
昨日は「ダメ」と言われたのに、今日は何も言われなかった。
お家では何も言われないのに、外では「ダメ」と言われた。
大人には何かしら理由があっても、赤ちゃんはそれを理解することができず、
「ダメなのか、そうではないのか」を決めかねてしまいます。
ママにとっても、
「こういう時は叱るんだ、だってケガをしたら危ないから」
「こういう時は叱らずに見守ろう。ケガをする危険もないし、人を傷つける訳でもないから」
など、自分の中でシミュレーションして決めておくことで、
感情に任せて叱って自分を責めてしまったり、
「叱るべきだったんじゃないか…」なんて悩む必要がなくなります。
自分の子育てについて悩むことはあっても、改めて考えることは少ないかもしれません。
でも“自分なりの子育ての方針”を決めておくと、子育てがとっても進めやすくなりますよ。
もちろん、赤ちゃんはどんどん成長しますし、
ママも方針を決めて実践してみたら、違和感を感じることもあるかもしれません。
そうしたら、また方向性を修正していけばOKです。
赤ちゃんの成長によって“叱り方”は変わります。
まだ言葉を理解していないような小さな赤ちゃんを叱るケースは
あまり多くないかもしれないですが、
例えば何でも口に入れたがってしまってしまう赤ちゃんや
ふとした時に噛みついてしまう赤ちゃんには、
「ダメ」と伝えたいと思うこともありそうですね。
赤ちゃんの様子を見ていて、まだ言葉をあまり理解できていないなら、
短く簡潔に「ダメ」とだけ伝えるようにしましょう。
赤ちゃんが適切ではない行動をしたら、その場すぐに伝えること、
何かをお口に入れようとした手を優しく掴んだり、噛みついたお口を優しく抑えて、
「何がダメか」を伝えること、
そして、怖い表情と低い声のトーンでしっかり目を見て伝えること、を心掛けましょう。
(大きな声を出したり、怒鳴りつける必要はありません。)
1度だけではなかなか伝わらないですが、
何度もこれを繰り返すうちに、赤ちゃんは「ダメ」ということを学習していきます。
また、まだしゃべれなくても、ママのお話を理解し始めた赤ちゃんなら、
(だいだい1歳半か2歳頃からですが、赤ちゃんの成長によって異なります)
少しずつ「なぜダメなのか」をセットで伝えるようにしましょう。
「ダメ。ママ痛いよ。」
「ダメ。危ないよ。」
など、簡潔な言葉で伝えることが大切です。
赤ちゃんを叱っても、覚えられない・出来なくて当たり前。
赤ちゃんが、自分以外の誰かの気持ちを想像できたり、
感情だけではなく、自分の「ありたい姿」を目指して行動できるようになるのは、
おおよそ3歳~4歳頃からです。
つまり、
「あ、噛みついたらお友達が痛いだろうなぁ、腹が立つけど我慢しよう」
「ママが嫌がるだろうから、触りたいけどやめとこう」
なんて思えるのは、もうだいぶ大きくなってからです。
その段階に差し掛かる前の赤ちゃんに“ダメなこと”を覚えてもらうためには、
適切でない行動をとった時に繰り返し伝えることで、覚えてもらうしかありません。
覚えてくれても、自分の「やりたい」という感情と折り合いをつけて、
いつも上手に我慢できるようになるのは、もっともっとずっと後のこと。
覚えてくれたらラッキー、我慢ができたらスゴイ!くらいの気持ちでいられると、
「何度も言ってるのに、何でできないの!」
「全然言うこと聞かなくて、わがままで思いやりがないのかな…」
なんて悩まずに済みますね。
大丈夫、そんなもんです。
行動を叱るのはOK。でも子供の存在や性格は否定しない。
もしも赤ちゃんが間違った行動をしたら、
「ダメ」と伝えるのは大切なこと。
でもその時に注意したいのは、子供の存在や性格を否定する言葉掛けをしないこと。
「悪い子!」「何でそんなにわがままなの!」「バカじゃないの!」
などの伝え方は避けたいですね。
「悪い子!」と言われても赤ちゃんは何が悪いか分からないし、
どんな時もどんな自分も、ママがいつも味方でいて認めてくれる、という体験が、
赤ちゃんにとって何よりも大切だからです。
叱ることと褒めることはセットで考える。
毎日一緒に過ごしていると、赤ちゃんの成長はつい見逃してしまうもの。
そして出来ないこと・悪いところばかりが、気になってしまうものですね。
でも赤ちゃんはいつのまにか、ぐんぐん成長しています。
昨日出来なかったことが出来るようになったり、
この間叱られたことを、今日はちゃんと我慢できたり、
何とか上手にできるように自分で一生懸命考えて工夫したりしています。
赤ちゃんが頑張っていること、成長していることに、
たくさん気づいて、赤ちゃんと一緒にたくさん喜ぶことが、
実は“叱らずに済む”コツでもあります。
赤ちゃんに“ダメなこと”を教えてあげるだけでなく、
「どうしたら気持ち良く過ごせるのか」
「どうしたら安全なのか」
「どうしたらお友達と仲良く遊べるのか」
赤ちゃん自身の成長と行動から、教えてあげたいですね!
何度も「ダメ」と伝えているのに同じことを繰り返されると、
ついイライラしたり、感情が爆発したり…“叱る”ではなく“怒る”になってしまうこと、ありますよね。
そんな自分を責めてしまったり、
「“叱り方”が間違っているのかな」「傷つけてしまったのではないか…」と悩んだり…。
でも大丈夫。あなただけじゃありません。
世界中のママが、きっとこの瞬間もイライラしてます。
いつもニコニコ優しそうに見えるママだって、
もしかしたら今、爆発しそうな感情と戦っているかも。
赤ちゃんのことが大切で守りたいからこそ、
イライラしてしまう、つい大人げなくムキになってしまうんですよね。
子育てにみんなに当てはまる正解はありません。
同じママだって、価値観はそれぞれ。
例えば赤ちゃんが騒いでしまった時も、
「赤ちゃんは泣くのが仕事!元気で何より!」と思うママもいれば、
「公共の場で騒ぐのは迷惑。ちゃんとそれを伝えたい」と思うママもいると思います。
赤ちゃんだってそれぞれですよね。
思い切り叱られても全く懲りない子もいれば、
少し叱られただけで悲しくなってしまう子もいます。
大切なことは、あなたとあなたの赤ちゃんが、いつでも楽に!楽しく!幸せに!過ごせること。
赤ちゃんが楽に!楽しく!幸せに!過ごすために、あなたは何を伝えたいのか。
あなたが楽に!楽しく!幸せに!過ごすために、赤ちゃんに何を学んでほしいのか。
そのために、赤ちゃんにどう伝えればよいのか。
ここでまとめた“叱り方のコツ”を参考にしながら、
ぜひ穏やかな気持ちで考えてみてくださいね。
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